初めに金型を準備する必要がないため、試作や小ロットの製作に向いています。弊社では特にこの自由鍛造を得意としており、平らな上型下型の圧潰により、寸法や形状を自由に成形することができます。鍛造材料であるインゴットやビレットから、円盤、角など様々な形状に成形加工します。鍛造法もバリエーションに富み、金属内の結晶をより微細化する手法を使ったり、大型の製品をマニプレーターで手作業のように扱うこともあります。型鍛造と比べると、職人の経験に基づく高度な技術が必要になります。

金型を用いる鍛造法であるため、寸法精度が高く、安定して製造できます。量産にも向いています。金型を作るため初期費用はかかりますが、自由鍛造に比べ使用する材料を必要最小限にできます。

弊社では馬掛け法で環状の製品を作ります。手作業で成形スピードが比較的ゆっくりであり、途中で巻き込みなど不具合がないか確認しながら製作できます。その分、仕上がりの精度が安定しています。


04. 冷間鍛造
常温の材料を鍛造します。内部の金属組織(結晶粒)を崩して細かくするので鍛造効果は高くなります。熱間と比べ変形が容易ではないうえ、変形を繰り返すことにより割れなどが発生することがあるので職人の経験に基づく高度な技術も必要になります。
05. 熱間鍛造
加熱した材料を鍛造します。材料が柔らかくなるため加工もしやすくなります。鍛造による変形による割れは起こりづらく、またしわや座屈も生じにくくなります。非鉄金属を扱うため、電気炉を使用して材料に合わせた適切な温度管理をおこなっています。
鍛造から一次加工までの工程を一貫して行える体制を整えています。鍛造後、製品用途に応じた切削・穴あけなどを行い、目的の形状に近付けます。分離発注で生じていた手間を省き、効率性を上げるだけでなく品質にもこだわっています。


溶接加工等にて継手鋼管の作成、その他行っております。
ご相談に応じます。
RECRUIT採用情報
現在、椛島緞圧では一緒に働く仲間を募集しています。ここでしか身に付けられないような鍛造技術を学び、即戦力として仕事に取り組んでみませんか。自分の手でものづくりをする楽しさを味わえ、鍛造の奥深さを感じるはずです。
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